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若年健常成人における躯幹筋に対する全身振動の急性作用 【海外最新研究紹介】 [トレーニング]

【要約】

躯幹筋トレーニングにおける全身振動(WBV)の作用についてはこれまでほとんどわかっていない。本研究は背部と腹筋の活動性に関してWBVの急性作用を検討した。25人の健常な被験者(24.7±3.0歳、17人が男性)に対し、振動プラットフォーム上でランダムに背部及び腹筋の8つの一般的静止運動を、振動あり、なしで行わせた。表面筋電図が背部と腹筋で測定された。人工的な振動-誘導運動に関しては、EMG信号から除去された。振動あり、及び振動なしでの筋活動は、最大随意収縮(MVC)に標準化され比較された。

振動を加えると筋活動が有意に増大し、特に腹筋エクササイズにおいて7.2±5.5% MVC(中央±四分位数偏差)増大した。背筋では、振動を加えることにより表れた最も大きい差は、1.6±1.4% MVC(中央±四分位偏差)であった。本研究の結果は、WBVによって躯幹筋活動が低~中等度の活性を起こすことを示唆する。おそらく、この効果は、対応する筋と振動プラットフォームまでの距離によって、また、運動姿勢がいかに身体バランスを崩しやすくさせるかに関わる可能性がある。しかしながら、これらの所見の関連は、今後のトレーニング研究で更に検討されなければならない。

出典『筋電図検査とキネシオロジー雑誌』 2011.1.31受理済み論文

Authors: Brigitte Wirtha, Stephan Zurfluha and Roland Müller
Institute of Human Movement Sciences and Sport, Zurich, Switzerland

"Acute effects of whole-body vibration on trunk muscles in young healthy adults" Journal of Electromyography and Kinesiology, Articles in Press

PMID: 21288740

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